台湾糖業本社にご訪問しました
2023年5月2日、台湾台南にある台湾糖業本社にご訪問させていただきました。今回は歴史的にも価値の高い台湾糖業本社をご紹介させていただきます。
入口にある、砂糖の結晶をモチーフとしたモニュメントが目を引きます。この砂糖の結晶は、サトウキビ、テンサイ、パイナップルが描かれた石柱に支えられています。
サトウキビとテンサイは、台糖の事業基盤となる砂糖の原料ですが、なぜパイナップルなのでしょうか?
これは、安定的に砂糖を供給する研究の一環として、昔、パイナップルから砂糖が作れないかを研究していたからだそうです。パイナップルで砂糖を作るなんて贅沢な話ですね!
こちらが台糖の迎賓館になります。「台湾民主化の父」と呼ばれた李登輝も訪れたことがあるようです。
迎賓館の側には日本風の庭園もありました。
こちらが一番圧巻の景色でした!通路の先には台糖のロゴが見えます。
そして後ろを振り返ると、砂糖のモニュメント。台糖と砂糖の深いつながりを感じることができます。
台糖における製糖業の歴史を展示した博物館では、各時代の砂糖袋が展示されていました。素材の変化に製糖業の発展を感じます。
各時代のサトウキビや病気になったサトウキビを保存、研究に役立てているようです。その他、様々なデータやサンプルが残されており、研究開発への高い熱意を感じました。
製糖業の天敵はネズミ!ということで、ネズミとの闘いの歴史もみることができます。
牛がサトウキビ畑を耕していた時代には、牛がサトウキビを盗み食いしないよう、こちらのマスクをつけていたそうです。
台糖の製糖業の歴史と発展をお伺いした後に食べる黒糖は非常に美味しかったです!
また、最後はサバヒーや蝦捲など台南名物をいろいろとご馳走になりました!
台糖の皆様、ご招待いただきまして誠にありがとうございました!
台糖の製糖業についてご興味がある方は、以下の紹介動画も御覧いただければ幸いです。